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無休医問題について思うこと

2019 7/04

最近、大学病院で働く無給医についてニュースで取り上げられています。

報道では労働実態の悲惨さがクローズアップされていますが、

僕の考えは、「それでも医師は恵まれている」です。

 

では、大学病院で働く医師にはどのようはタイプがあるのでしょうか、

簡単に紹介していきたいと思います。

※僕は国立大学の現状しか把握していませんで、私立大学は大学によって状況が異なる可能性があります。

 

目次

1.  大学病院のスタッフ

教授、准教授、講師、助教などの役職がついている人たちがこれに該当します。

少なくとも医師になって5年以上の人たちです。

この人たちは大学の常勤職員ですので、大学から給料が支給されます。

国立大学法人ですと、国家公務員に準じた身分となり、ボーナも国家公務員と同じ時期に支給されます。

大学のスタッフになるには、専門医などの資格の他に博士号や論文の実績などが必要なことが多いです。

年収は役職などにもよりますが800-1500万円でしょう。

 

2. 医員

簡単に言えば上記のスタッフになる前の若い医者です。初期研修終了後、医師3年目から10年目のことが多いです。

身分は非常勤医師で、大学とは1年毎の契約、給料は日当で計算されます。非常勤ですが、これらの若手医師が病棟などでは第一線で活躍しています。

おそらく患者さんからは、どの医師が医員でどの医師がスタッフかは見分けがつかないと思います。

大学からの給料は微々たるものですが、他の病院での当直やアルバイトを行うので年収は600-1000万くらいのことが多いです。

 

3. 大学院生

博士号を取得するために大学院に進学した医師です。

年齢は様々で、普段は研究室で実験、研究をしています。しかし、臨床能力が鈍らないように、もしくは人手不足の補充要員として週に何日かは大学病院で手術や外来をしたりしています。

大学の職員ではないのでもちろん大学からの給料はありません。むしろ、大学院生なので学費を大学に払っています(国立では60万円/年程度)。

しかし、この人たちも医師ですので、他の病院でアルバイトが可能です。

アルバイトの種類にもよりますが、ほとんどの大学院生が年収1000万円あることが多いです。

 

4.  無給医とは

報道されている無給医とはおそらく、医員か大学院生を指していると思います。

確かに彼らは大学からの給料をもらっていないか、もらっても微々たるものです。

しかし実際はアルバイトによって1000万円近くの年収を得ています。

医師も聖人ではありません。ある程度の収入があるから、長時間の労働や研究に耐えられるのです。

また、大学院生は直接患者さんを相手にする時間が少なく、日中に研究するのも夜に研究するのも自由なので、自分の子供が熱を出して保育園から呼び出された場合などにも対応しやすいなどのメリットもあります。

 

大学で働く医師たちにはそれぞれ理由があります。

研究実績を挙げて教授になりたい、専門医を取得したい、などです。

 

医療界に対する報道は、事実のある一面しか捉えられていないことが多いです。

悲惨な面がクローズアップされがちですが、現場はある程度納得して働いています。

 

労働環境、人間関係などで悩んだ場合でも、病院を辞めることはあっても医師を辞める人はほとんどいません。

医師免許さえあれば全国どこでも働けますから。

医師はまだまだ恵まれています。

 

 

 

 

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