医療職のススメ

沖縄の勤務医です。

 

このブログでは医者の仕事についてたびたび書いていますが、今回は医者以外の医療職について紹介します。

 

それぞれやりがいのある素晴らしい職業ですが、最も伝えたいのはこれらの職業が公務員並みの安定性があるということです。

 

進路に悩む学生さんや親御さんにぜひご覧になっていただければと思います。

薬剤師

薬に関しての専門知識を有しており、医療機関になくてはならない存在です。

一般のイメージとしてはクリニックの近くにある調剤薬局に務める薬剤師さんでしょうか。そのほか大きな病院やドラッグストアなどで勤務していますね。

薬剤師になるには薬学部のある大学を卒業し、国家試験に合格する必要があります。

沖縄には薬学部を有する大学がないので、必然的に県外の大学に通うことになります。

国公立大学の薬学部は医学部同様に難関となっており、ほとんどの場合6年制です。

一人前の薬剤師だと税込月収50万円程度。

ドラッグストアを経営し成功している薬剤師さんも多くいます。

 

看護師

看護師も病院には欠かせない存在です。医者よりも患者さんと接する時間が多く、とてもやりがいのある仕事ですね。

看護師になるには、養成課程のある専門学校(多くは3年制)や大学(4年制)を卒業し国家試験に合格する必要があります。

さらに専門性を高めたい人は、助産師や保健師、呼吸療法士などの資格を取りキャリアアップを図ることもできます。

月収は専門学校卒1年目(22歳)で夜勤手当などを含めると手取り20万円を超えます。

 

リハビリ職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)

大きな病院や整形外科のクリニックで、手術や事故後の機能回復のためにお世話になることが多いです。

リハビリに精通している医師は意外に少なく、このリハビリ職の方たちはプロ中のプロ。患者さんが回復していく課程をサポートできるやりがいのある仕事です。

年収は400-500万円代が多いようです。

 

臨床検査技師

血液検査、尿検査、心電図検査などの臨床検査を担当する専門職です。

普段患者さんと接する機会は少ないですが、病院にはなくてはならない存在です。

実際には超音波検査、病理検査や細菌検査など細かく専門が別れていて、それぞれの分野で高度な知識と技術を有しています。

病院以外にも民間の検査会社や検診センターなど就職口も多くあります。

年収400-500万円。

 

放射線技師

レントゲンやCT、MRIの撮影から画像作成までを担っています。

ドラマ「ラジエーションハウス」で一躍脚光を浴びましたね。

どの専門職もそうですが、この方たちがいないとほどんどの病院は機能しません。

放射線技師になるには、専門学校や大学を卒業し国家試験に合格する必要がありますが、沖縄には養成機関がないため県外に出る必要があります。

年収500-600万円。

 

臨床工学技士

一般の方にはあまり知られていませんが、人工呼吸器、血液透析機、人工心肺などを扱う医療機器のスペシャリストです。

大きな病院ではICU、手術室、病棟と色々な場所で活躍しています。

臨床工学技士になるためには専門学校で学び国家試験に合格する必要があり、沖縄にも学校があります。

年収400-600万円。

 

医療事務

医療事務といってもクリニックや病院の受付から会計、診療報酬の支払請求など業務は

多岐に渡ります。 大きな病院だと仕事が細分化されていることも多いです。

ちなみに医療事務という国家資格はなく、様々な団体が独自の試験を行い認定している民間資格です。

というわけで他の医療専門職と比べると給料は高くありません。

ここで紹介した理由はズバリ、医者と結婚できる可能性があるからです。

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いかがでしょうか。

医療職はそれぞれやりがいのある素晴らしい職業です。

しかも将来の安定性は沖縄では公務員に匹敵します。

資格があれば全国どこでも勤務できますし、県立病院や国立病院に勤めれば身分も公務員になりますからね。

 

一つ懸念を挙げるとすれば、公務員なら誰しも40代、50代くらいで達成する年収700万円を必ずしも上記の職業が達成できるとは限らない点でしょうか。

 

僕はこのブログでたびたび中学受験は人生を変えると書いています。

しかし、今回挙げた職種で中学受験をして難関の大学入試に備える必要があるのは薬剤師のみです。

そのほかの職業は必ずしも中学受験をする必要はないし、大学受験をする必要もない。

最近では民間企業を退職して、専門学校に入り直して看護師になる男性も少なからずいるようです。

一発逆転とまではいかなくても、ある程度人生を安定させる可能性が医療職にはあります。

 

もし将来の夢が特になかったり、漫然と大学受験を考えているお子さんが近くにいたとするならば。私だったら琉大や沖国を受けるくらいなら医療系の専門学校を勧めます

 

大学を卒業できても、沖縄ではみんなの憧れの的である公務員や教員、沖電に採用されるのはほんの一握りですね。しかし、国家資格合格率の高い医療職の専門学校を選んで入学すれば、入学できた時点で8割方はその職業に就けたも同然なのです。

 

これらの職業は日本の国民皆保険制度が破綻しない限り、安泰と言えるでしょう。

 

子供の将来については、やはり親に責任があると私は考えます。

情報が医療に偏ってしまうのが悩みですが、今後は様々な職業の情報も集めていきたいところです。

この記事が誰かの参考になれば幸いです。

 

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