医学部を志した理由

沖縄の勤務医です。

 

ほとんどの大学の合格発表も終わり、受験生やそのご家族は新たなステージに向けて動き出していることかと思います。

 

私の周りでも、ここ数ヶ月は中学受験や高校受験、大学受験の話題が多く、自分が受験生の頃を思い出したりしていました。

 

そこで、今回の記事では私が医学部を志した理由を振り返ってみたいと思います。

 

 

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将来の夢は特になかった

まずは中学時代。

以前このブログでも書きましたが、私は私立の中高一貫校に通っていました。

中学受験をしたのも特に明確な動機はなく、「仲の良い友達が受験するから」。

そして運よく合格し、入学した後も特に大学受験を意識することなく部活をしたり学生生活を楽しんでいました。

将来の夢も特に無く、医者になりたいと考えてもいませんでしたし、大学受験も遠い未来の話としか捉えていなかったと思います。

ちなみに、高校受験のない中学生活はのびのびと過ごせて、本当に楽しいものでした。

中学受験の思い出 - 沖縄発 勤務医のブログ

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医学部志望の友人の影響で医師を志す

高校に進学してからも、なんとなく理系に進んだもののしばらくは進路が決まらず、模試を受ける時にも志望校は適当に書いていました。

 

しかし、高校2年頃になると周りも大学受験を意識し始め、志望校を真剣に考えるようになります。

それとなく友人達に志望校を聞いてみると、

「東大。」

「京大。」

「九大工学部。」

「早稲田。」

「九大医学部。」

「琉大医学部。」

難関大学を志望している人が多く、その中でも医学部志望者が多いことがわかりました。

理系生徒の約半数が医学部志望だったと思います。

 

そんな中、仲の良い友人に志望校を尋ねると、

「俺は医学部に行く。父ちゃんが医者だから。」

 

と答えました。そして、こう付け加えました。

「おまえも医学部行けば? 医者、かっこいいよ。」

 

その時はどう答えたか覚えていませんが、この一言が僕が医学部を志したきっかけです。

「自分が病気だったから」「病気のこどもを助けたい」など医師を志す理由はさまざまですが、医者の父をみて育った友人の言葉は高校生の私にも説得力のあるものだったのです。

 

進路や人格は思春期の環境で決まる?

橘玲氏の本では「人格の形成には思春期に過ごした場所(学校)が最も影響を与える」と書かれています。

<書籍レビュー> 知能は遺伝するのか 『言ってはいけない』『もっと言ってはいけない』 橘玲 - 沖縄発 勤務医のブログ

橘玲の本です。まずは出版社からの本の紹介文の引用。 この社会にはきれいごとがあふれている。 「人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない。」 だが、それらは絵空事で往々にして努力は遺伝に勝てない。 知能や学歴、年収、犯罪歴も例外でなく、子育てや教育はほぼ徒労に終わる。 進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が明かす「残酷すぎる真実」。 読者諸君、この不愉快な現実を直視せよ。 言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書) もっと言ってはいけない (新潮新書) 運動神経の良し悪しは遺伝で、知能の高低を遺伝というのはタブー。 確かにこのような風潮があると思います。 この本では人…

確かに、周りに流されやすい私は中高一貫校に通っていなかったら医者になっていない可能性が高いです。

医者の子供が多く、医学部志望者が多い環境にいたから、医学部を受験しました。

良し悪しは別として、現在の私を形成しているのは紛れもなく中学・高校時代の環境によるものだと言えます。

 

まとめ

いかがでしょうか。

私が医学部を志した理由は「友人の影響」です。

もし沖縄でお子さんを医師にしたい人は、昭和薬科や沖縄尚学、開邦高校など医学部合格者が多い学校に通わせることをおすすめします。

 

誰かの参考になれば幸いです。

 

 

ちなみに、琉球大学医学科には地域枠というシステムがありますが、ある理由から私は受験をおすすめしません。詳しい内容は下記の記事をご覧ください。

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未来永劫、医者が安定とは限りません。

医者になった後も、盲目的に働くのではなく社会のシステムを理解しておくことも重要です。 

 

お金持ちになる勇気はあるか - 沖縄発 勤務医のブログ

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